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好きなことを好き勝手に好きなだけ

【CDレビュー】2014年4月発売分

【レビュー済み】

【未レビュー】

  • 2014.04.30 松本孝弘 「New Horizon」
  • 2014.04.30 tofubeats 「ディスコの神様」
  • 2014.04.23 TAMTAM 「For Bored Dancers」
  • 2014.04.16 Dirty Loops 「Loopified」
  • 2014.04.09 Salley 「フューシャ」
  • 2014.04.02 岡村靖幸w小出祐介 「愛はおしゃれじゃない」
  • 2014.04.02 ゲスの極み乙女。 「みんなノーマル」
  • 2014.04.02 indigo la End 「あの街レコード」

 

  • 2014.04.16 タルトタタン 「ポリティカルないきものたち」 購入
    1. ポリティカルないきものたち [作詞/作曲:ヤマモトショウ(ふぇのたす)]
    タルトタタンは元・相対性理論のメンバー2人(真部脩一&西浦謙助)による「アゼル&バイジャン」プロデュースという名目でデビューした女性二人組。デビュー以降、何度もメンバーチェンジを繰り返していて今のメンバーが何代目なのか既に把握できてない上に、昨年の9月と10月にリリースした1stシングル「keep in time」と2ndアルバム『グーテンベルクの銀河系』から「アゼル&バイジャン」が自然消滅。そして今年2月に南波志帆とのコラボユニット「ナンバタタン」としてリリースした『ガールズ・レテル・トーク』で全曲作曲・プロデュースを手掛けたヤマモトショウ(ふぇのたす)による2ndシングルが今作となります。というわけでメンバーも製作陣もデビュー当時から全員とっかえっこになってしまったタルトタタンですが、様々な作家が楽曲を手掛けた『グーテンベルクの銀河系』が散漫とした印象だったのに対して、『ガールズ・レテル・トーク』もそうでしたが、ヤマモトショウ(ふぇのたす)の曲がポスト真部脩一といった感じなので、真部脩一のいない相対性理論に不満を覚えてタルトタタンを聴き始めた人間には一番しっくり来る曲調になったと思います。この「ポリティカルないきものたち」も中毒性の高いキャッチーなポップス。ヤマモトショウ氏に任せればタルトタタンも安心して聴けそうです。

    ★★★★★★★★☆ 8.5

    2. 恋なんてタイブレーク [作詞/作曲:ヤマモトショウ(ふぇのたす)]
    いかにもカップリング曲という感じの可もなく不可もないといった印象のポップス。メロディはいまいちだけど音作りは他に負けじといい感じ。ナンバタタン『ガールズ・レテル・トーク』とこのシングルを聴いて思わずふぇのたすのCDを衝動買いしてしまったくらい。
    ★★★★★★ 6.0

    3. あたまの体操 [作詞/作曲:ヤマモトショウ(ふぇのたす)]
    イントロからピコピココロコロしててかわいらしいBPM速めのポップス。ふぇのたすの曲に一番近い音作りなんじゃないかな。tofubeatsと組んだ1stシングルがいまいちタルトタタンももう終わりかなあーと思ったけど(tofubeatsは好きだけど)、やっぱり相対性理論のようなバンドサウンドを期待してる自分にとってはふぇのたすのヤマモトショウプロデュースになってやっとタルトタタン復活という感じがしました。
    ★★★★★★★☆ 7.5

    ポリティカルないきものたち★★★★★★★ 7.0

  • 2014.04.16 きゃりーぱみゅぱみゅ 「ファミリーパーティー」 レンタル
    1. ファミリーパーティー [作詞/作曲/編曲:中田ヤスタカ(CAPSULE)]
    映画「クレヨンしんちゃん」の主題歌として書き下ろされた楽曲。しんのすけの父親がロボットになってしまうという物語らしく、それにちなんでテクノポップきゃりーぱみゅぱみゅが家族愛を歌うというタイアップ先に優しい中田ヤスタカ。ここ何作かのきゃりーのシングルはどれもインパクトにかける感じはしますが、どれもじわじわと耳に残るというか、長く聴き続けられるような曲だと思う。セールスはだんだん低調になっているようですが、今後どう展開していくのか気になる。テレビサイズでは最後がぷつっと終わっていましたが、CDでは余韻を残すアレンジになっていたのがちょっと残念。

    ★★★★★★★★ 8.0

    2. Scanty Skimpy [作詞/作曲/編曲:中田ヤスタカ(CAPSULE)]
    ヤスタカがきゃりーぱみゅぱみゅカップリング曲でたまに出してくるフレンチなラウンジポップ。「100%のじぶんに」や「Point of view」とかその系統。女の子らしさを前面に押し出したような路線は男としては聴くのがちょっときつい。
    ★★★★★★ 6.0

    3. インベーダーインベーダー -extended mix- [作詞/作曲/編曲:中田ヤスタカ(CAPSULE)]
    イントロからもう既にヤバイ。原曲で既になりを潜めていたチップチューンテイストがココに来て全開に。きゃりーのextended mixはただ原曲を引き伸ばしただけって感じのものが多いですが、これは完全にアップデートされてます。これがまさしく完成形。正直原曲はそこまで好きじゃなかったけどこれはカッコいい。中盤のダブステップもここでは更に強化されてます。そして流麗なピアノの旋律が心地いいBメロと落ちサビを挟んで大サビ!かと思いきや大サビにまでダブステップぶっ込んできた!そっからの展開はヤスタカ、完全に本気モード。毎回このくらい本気でextended mix作ってくれたらいいんだけど。
    ★★★★★★★★☆ 8.5

    ファミリーパーティー(初回限定盤A)ファミリーパーティー(初回限定盤B)ファミリーパーティー(通常盤)★★★★★★★☆ 7.5

  • 2014.04.09 神聖かまってちゃん 「フロントメモリー」 購入
    1. フロントメモリー feat. 川本真琴 [作詞/作曲:の子]
    ボーカルの「の子」が昨年6月に発表したデモバージョンをいつもの流れでバンドレコーディングしてリリース…かと思いきや、今回まさかの川本真琴がゲストボーカルに。リリース発表当時は公表されていなかったので、の子ボーカルでないと知った時は「なんで…?」と思ったけど、それを機に川本真琴の過去作を聴いてみたりする内に、これはこれでアリなんじゃないかと受け入れられるようになりました。エンジニアにまきおさんを迎えるようになったことで音作りに大きな変化が見られているのも要注目。洗練されたというか、今風の音になった感じがします。後半の川本真琴、渾身のシャウトは必聴。8月にリリース予定のアルバムにも期待。MVはカラオケ映像みたいでちょっと…。

    ★★★★★★★★ 8.0

    2. 僕のHIPHOP [作詞/作曲:の子]
    昨年の全国ツアーで披露されていた未発表曲がCD化。かまってちゃんのライブでたまに場のつなぎとして披露されていた即興ラップの一環だと思っていたのでまさかCD化されるとは、と。の子とキーボードのmonoくんとの掛け合いはこうしてCDで聴くとシュールですね…。マンネリを打破しようというか、かまってちゃんの既成概念を壊そうとしているのは伝わりますが、これはライブ限定曲のままで良かったのでは、と。生で聴くから乗れるけど…。
    ★★★★★☆ 5.5

    3. ハワイ [作詞/作曲:の子]
    イントロ無しで始まるミディアムロックバラード。こういうストレートなバラードは今までに無かったような。悪く言えば普通というか。毒気が抜けて普通のバンドのバラードといった感じ。あと高音(裏声)が全然出てないのが聴いてて冷や冷やする…。後半から入ってくるバイオリンはいい。ライブで聴いたら印象が変わりそう。ちなみに今回のカップリング2曲はどちらもデモ音源の発表無しでいきなりCD収録されていますが、かまってちゃんとしては異例のこと。
    ★★★★★★ 6.0

    フロントメモリー★★★★★★☆ 6.5

  • 2014.04.02 Wienners 「LOVE ME TENDER」 購入
    1. LOVE ME TENDER [作詞/作曲:玉屋2060%]
    ボーカルの玉屋2060%が楽曲提供したでんぱ組.incが人気急上昇中なのに伴ってこちらも知名度が急上昇中のパンクロックバンド・Wienners、3枚目のシングル。このバンドの面白い所はパンクロックと打ち込みサウンドを融合させている所。あとパンクロックといえば汗臭いとか暑苦しいみたいなイメージを一掃させてくれる女性ボーカルの存在も大きい。この曲も予想不可能な展開と疾走感と爽快感あふれる瑞々しいキャッチーなロックチューン。エピローグ的にゆったりと曲が終わっていくかと思いきや…

    ★★★★★★★★★ 9.0

    2. LIFE IS BEAUTIFUL [作曲:玉屋2060%]
    間髪入れず2曲目が始まる!初めて聴いた時は感動しました。1曲目の流れを汲んだインストゥルメンタル。2曲合わせても6分ちょい程度なので1曲目の長い後奏と捉えることもできますね。
    ★★★★★★★★☆ 8.5

    3. ジュリアナ ディスコ ゾンビーズ [作詞/作曲:玉屋2060%]
    そしてこのカオスなタイトルから想像できるそのまんまな超カオスな2分足らずの楽曲に。the telephonesPOLYSICSのような感じ。これは素直にカッコいい。バンド初期のアルバムのテンションに近い。
    ★★★★★★★☆ 7.5

    LOVE ME TENDER(完全限定生産)★★★★★★★★ 8.0